禁断の恋はじめます
仕事はいろんな失敗をしながら
成長して……
いいことも悪いこともみんな
ひとまとめにして経験が積み重なっていく。


仕事に誇りを持っている。


それだけでも私は幸せだ。



「さすがにもう今年は
卒業しないとな。」


勇樹がため息をついた。


「朱奈がベテランになってきて
まだ学生の俺はすごく焦りを感じてる。」


「社会はとっても厳しいからね。
勇樹みたいに万年学生さんはいいね~
お気楽だから~~。」


進む道が見えてこない
勇樹にも最近少しイライラしていた。


「そのバカにした態度むかつく。」


勇樹の唇を拒否。


「拒否したな~~。」


勇樹のしつこさに根負け。


「も~~なんかほんと
最近 あんなに大人だと思ってた
勇樹がガキに見えて仕方ない。」


「可愛かった朱奈ちゃんも
そんなキツイこという女になるなんて
さびしくて仕方ない。」


勇樹の腕の中……。


「でも…ここが一番…
落ち着く……。」
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