禁断の恋はじめます
我に返った啓吾が私から 逃げようとしたから
その腕を思いっきりつかんだ。
細い腕……
人違いなのかと思って
慌てて放した。
でもどんなに様子が変わっていても
昔の啓吾の面影がなくても……
そこにいるのは 啓吾だった。
鋭く見える目に私が写っている。
また 私は啓吾の腕をつかんだ。
「啓吾……。」
「な…なんで……こんなとこに…いるんだよ。」
「神様がきっと会わせてくれたんだわ。」
声が震えていた。
「神さま?そんなもんいるわけない。」
啓吾は私の手を払いのけた。
啓吾が病室から出ようとしたから
私はその前に立ちはだかった。
「どこか悪いから点滴なんでしょ?
ベット戻ってください。
子供じゃないんですよ。」
私は看護師モードに戻っていた。
ここでこの手を放したら
永遠に会えなくなるかもしれない
そう思うだけで必死に立ちはだかる。
その腕を思いっきりつかんだ。
細い腕……
人違いなのかと思って
慌てて放した。
でもどんなに様子が変わっていても
昔の啓吾の面影がなくても……
そこにいるのは 啓吾だった。
鋭く見える目に私が写っている。
また 私は啓吾の腕をつかんだ。
「啓吾……。」
「な…なんで……こんなとこに…いるんだよ。」
「神様がきっと会わせてくれたんだわ。」
声が震えていた。
「神さま?そんなもんいるわけない。」
啓吾は私の手を払いのけた。
啓吾が病室から出ようとしたから
私はその前に立ちはだかった。
「どこか悪いから点滴なんでしょ?
ベット戻ってください。
子供じゃないんですよ。」
私は看護師モードに戻っていた。
ここでこの手を放したら
永遠に会えなくなるかもしれない
そう思うだけで必死に立ちはだかる。