禁断の恋はじめます
その足で私は 啓吾の住んでいる
大きな家のインターフォンを鳴らした。


しばらくして
「はい……。」怪訝そうな声

向こうにはカメラがあって
それを見ているんだろう。


「あの…池端啓吾のことで…
お話したいのですが…。」



「どちらさま?」
少しキレかかった声


「池端朱奈といいます。」



「池……」女の人が少しかんがえていた。


「啓吾の妹です。
兄のことでお話したいんです。」


「ちょっと待ってて…。」

しばらくして玄関フードに
灯りがともった。


大きな頑丈そうなドアが開いて


派手なお化粧をした女の人が
顔を出した。



「どうぞ。」



  この人と啓吾はどんな
  関係なんだろう


私は深呼吸をして
玄関に足を踏み入れる。
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