禁断の恋はじめます
「愛してるって…おまえたち兄妹だろ?
俺をおちょくってるのか?」
勇樹が必死に頭の中を整理してる。
「私たちね…血が繋がってないの。」
「は?」
「それを知ったのは
高校生の頃だった。
だから 啓吾は出て行ったの。」
勇樹は私をジッと見ていた。
「私は啓吾が兄だと思っていた頃から
不思議な感情で見ていたの。
それが恋だってわかった時は
すごくつらかったわ。
恋しちゃいけない人を好きになった
罪悪感で一杯だった。」
「俺と付き合っていたのは……
カモフラージュだったのか?」
「そんなことないよ。
勇樹がいてくれて私 どんなに
心強かったことか……。
まともな恋ができたから……。
勇樹を傷つけるつもりはなかったの。」
「じゃあ なんで今さら?」
いつも穏やかな勇樹の口調が
きつくなって私は冷や汗をかいた。
「この間はさ プロポーズ受けて
くれると思ってた。」
「あの時は…そうだったかも
知れない……。」
「俺は おまえ以外考えられない。
この就職も朱奈と二人で
生きて行くために決めた。
なのに……今さら……。」
勇樹の声が震えた。
「ごめんね……。ほんとごめんね…。」
謝るしかないと思った。
俺をおちょくってるのか?」
勇樹が必死に頭の中を整理してる。
「私たちね…血が繋がってないの。」
「は?」
「それを知ったのは
高校生の頃だった。
だから 啓吾は出て行ったの。」
勇樹は私をジッと見ていた。
「私は啓吾が兄だと思っていた頃から
不思議な感情で見ていたの。
それが恋だってわかった時は
すごくつらかったわ。
恋しちゃいけない人を好きになった
罪悪感で一杯だった。」
「俺と付き合っていたのは……
カモフラージュだったのか?」
「そんなことないよ。
勇樹がいてくれて私 どんなに
心強かったことか……。
まともな恋ができたから……。
勇樹を傷つけるつもりはなかったの。」
「じゃあ なんで今さら?」
いつも穏やかな勇樹の口調が
きつくなって私は冷や汗をかいた。
「この間はさ プロポーズ受けて
くれると思ってた。」
「あの時は…そうだったかも
知れない……。」
「俺は おまえ以外考えられない。
この就職も朱奈と二人で
生きて行くために決めた。
なのに……今さら……。」
勇樹の声が震えた。
「ごめんね……。ほんとごめんね…。」
謝るしかないと思った。