禁断の恋はじめます
リビングのソファーに座っていた先輩が
俺を見て茫然としていた。


「け…啓吾か?」


「ご無沙汰してました。」

今 先輩の視界にいる俺は
かなりひどいんだろうなと
おかしくなった。


母がコーヒーを先輩に
お茶を俺に出して


「ゆっくりしていって
勇樹くん。」


「ありがとうございます。」



「かあさん…先輩と二人にしてくれる?」



「あ…それじゃあちょっと
買いものに行ってくるわね。」


母が車で出かけて行った。


母が出て行った家は静けさで
糸がピンとはりつめている、

俺は言葉を見つける。
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