禁断の恋はじめます
「朱奈がお前を愛してるって…。」
勇樹が辛そうな顔でつぶやいた。
「朱奈は俺に同情してんです。
こんな俺見たら誰だって
同情するでしょ……。
俺…病気なんです それももう
末期……もしかしてって思ってたけど
俺もそこから目をそらしてて
…それならそれもいいっかって……
そしたら…まさか…フフフ……
注射しに来たのが…朱奈で……
神様は何を考えてんのかって……
一番見られたくない人に
見られてしまうのかって……
俺はそこから逃げたんだけどね……。
やばい病気で…病院から…
呼び出されちゃって……。
朱奈に捕まっちゃいました。」
「ヤバいって……。」
先輩が言葉を探している。
「もう時間がないんだと
思います。
だけど不思議なことに
今は嘘みたいに落ち着いてるんです。
だから怖いんです。
最後の優しい時間なのかなって……。」
「そんなになるまで
お前ずっと何してたんだ?
学校辞めて…期待されてたサッカーも
しないで……。」
「ずっと死にたいって
思ってたんです。
だから神様は今 俺の
願いを聞いてくれたんですね。」
俺はキッチンに行って水を飲みほした。
勇樹が辛そうな顔でつぶやいた。
「朱奈は俺に同情してんです。
こんな俺見たら誰だって
同情するでしょ……。
俺…病気なんです それももう
末期……もしかしてって思ってたけど
俺もそこから目をそらしてて
…それならそれもいいっかって……
そしたら…まさか…フフフ……
注射しに来たのが…朱奈で……
神様は何を考えてんのかって……
一番見られたくない人に
見られてしまうのかって……
俺はそこから逃げたんだけどね……。
やばい病気で…病院から…
呼び出されちゃって……。
朱奈に捕まっちゃいました。」
「ヤバいって……。」
先輩が言葉を探している。
「もう時間がないんだと
思います。
だけど不思議なことに
今は嘘みたいに落ち着いてるんです。
だから怖いんです。
最後の優しい時間なのかなって……。」
「そんなになるまで
お前ずっと何してたんだ?
学校辞めて…期待されてたサッカーも
しないで……。」
「ずっと死にたいって
思ってたんです。
だから神様は今 俺の
願いを聞いてくれたんですね。」
俺はキッチンに行って水を飲みほした。