禁断の恋はじめます
島田くんが途中まで
送ってくれた。



私はすっかり
舞い上がってて……
必死に会話するも
なんだか空回りで……


「私 人付き合いってダメなの。
啓吾にもそんなんじゃ
生きていけないって……
だから
島田くんとこんなに
長くお話してるのも
そういえば男子と
こんなに話したり家に来てるなんて
あ!!!ほんとに初めてなの!!」



「そうなんだ~
それって俺を少しか
いいって思ってくれたから?」


「啓吾の先輩だし……
安心して……
それに最初は軽いのかなって
思ってたけど
すごくまじめな人なんですね。」



「それは……
うれしいな~~
朱奈ちゃんが一緒にいてくれたら
うれしいな。」



島田くんの笑顔に
キュンとした。



  でも私には好きな人が…



好きな人は


おにいちゃんです……。


ありえませんか?


ありえないでしょう………。


だから優しい島田くんと
付き合った方が絶対いいんだよね。
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