禁断の恋はじめます
夕飯が終わると
啓吾が両親の写真を見せてといった。
母はアルバムを数冊持ってきた。
啓吾は母の隣に座って一緒に
アルバムを覗き込んだ。
「これがあなたのおとうさん……
すごくもてて サッカーがうまかった。
これがあなたのおかあさん……
引っ込み思案でいつも隅のほうから
隠れながら友之を見つめていたの。」
母が目を細め
昔なつかしい思い出を
語り始めた。
「啓吾に話たいことたくさんある。
あなたの両親との素敵な思い出。
聞いてくれる?」
啓吾はニッコリとほほ笑んだ。
「パパと朱奈も…ほら
座って座って……。」
四人の青春時代が語られて
父が照れたり
母が怒ったり
私と啓吾はゲラゲラ笑いながら
それを聞いていた。
啓吾はおとうさんに本当に
よく似ていると思った。
「祥子がね…啓吾が生まれたとき
友之にそっくりだったのを喜んだの。
愛する人が二人になったって。」
優しい時間が
家族の笑い声とともに過ぎて行った。
啓吾が両親の写真を見せてといった。
母はアルバムを数冊持ってきた。
啓吾は母の隣に座って一緒に
アルバムを覗き込んだ。
「これがあなたのおとうさん……
すごくもてて サッカーがうまかった。
これがあなたのおかあさん……
引っ込み思案でいつも隅のほうから
隠れながら友之を見つめていたの。」
母が目を細め
昔なつかしい思い出を
語り始めた。
「啓吾に話たいことたくさんある。
あなたの両親との素敵な思い出。
聞いてくれる?」
啓吾はニッコリとほほ笑んだ。
「パパと朱奈も…ほら
座って座って……。」
四人の青春時代が語られて
父が照れたり
母が怒ったり
私と啓吾はゲラゲラ笑いながら
それを聞いていた。
啓吾はおとうさんに本当に
よく似ていると思った。
「祥子がね…啓吾が生まれたとき
友之にそっくりだったのを喜んだの。
愛する人が二人になったって。」
優しい時間が
家族の笑い声とともに過ぎて行った。