禁断の恋はじめます
出発当日の朝だった。
「朱奈~~朱奈~~」
母の声で目が覚めた。
「どうしたの?」
目をこすりながら降りて行くと
ママが
「パパがギックリ腰みたいなの。」
「え~~~!?何でまた……?」
「それがね スーツケースを持ちあげた
瞬間から固まっちゃって……。」
「スマン……ほんと申し訳ない。」
「申し訳ないって…言ったって…。
啓吾楽しみにしてたよ。」
「あなたたちだけで行って来て。
ママ 動けないパパを置いて行けない。
朱奈 啓吾連れて行ってあげて。」
思いがけない展開に
「嘘でしょう?」と叫んだ。
ママはお昼に食べなさいと
用意していたお弁当をバックに入れた。
「ホテルはチェックイン早いところだし
それまで昼我慢して ついたら食べなさい。」
「ちょっとママ待ってよ~~。」
「キャンセルはできないわ。
もったいないもの。」
「それはそうだけど……。」
戸惑う私を尻目に
母が車の中に荷物を詰出した。
「朱奈~~朱奈~~」
母の声で目が覚めた。
「どうしたの?」
目をこすりながら降りて行くと
ママが
「パパがギックリ腰みたいなの。」
「え~~~!?何でまた……?」
「それがね スーツケースを持ちあげた
瞬間から固まっちゃって……。」
「スマン……ほんと申し訳ない。」
「申し訳ないって…言ったって…。
啓吾楽しみにしてたよ。」
「あなたたちだけで行って来て。
ママ 動けないパパを置いて行けない。
朱奈 啓吾連れて行ってあげて。」
思いがけない展開に
「嘘でしょう?」と叫んだ。
ママはお昼に食べなさいと
用意していたお弁当をバックに入れた。
「ホテルはチェックイン早いところだし
それまで昼我慢して ついたら食べなさい。」
「ちょっとママ待ってよ~~。」
「キャンセルはできないわ。
もったいないもの。」
「それはそうだけど……。」
戸惑う私を尻目に
母が車の中に荷物を詰出した。