禁断の恋はじめます
「パパのギックリのおかげで
ママ来れなくて残念だったね。
電話してみようか。」


私は家に電話をかけた。


「もしもし。」
父親の声。


「あれ?パパ?
何で電話に出てるの?」



「あ…いや…近くに
子機があったからさ……。」




「そうなんだ。
ね~~すっごいよ。
啓吾が喜んでいたわ。
でも無理したんでしょ・・・。
二人にも見せてあげたかった。
贅沢だよこんな部屋。」



「そんなにすごいのか?
写メ撮ってきてくれよ。
楽しみにしてるからな。
啓吾に…変わってくれ。」



「はい~。
啓吾 パパが変わってだって。」


私は窓のそばにいた啓吾に
電話を渡した。
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