禁断の恋はじめます
「末長く幸せにできない男に
娘を愛してやってくれってさ…。」



「それは
うちの親が啓吾を誰よりも知ってるからよ。
最高の男だって…知ってるから…。
だから安心してんのよ。」



「バカじゃん……。
一人の女も幸せにできない。
まともな夢ももてないくらい
見捨てられて……
見かねた神様に命の期限までつけられた。」



「それでもね…
私たちはあなたが大好きで
愛おしくて…仕方ないわ。」



「お人よしだな~~
池端家の奴らは……。」



「ほんとね。
パパがお人よしで
ママが情に深いから……
娘は もっと最強なんだから。」



「扱い不能だな~~。」


啓吾はわざとに向こうを向いて笑った。




  大好きよ啓吾


私は心の中で叫んでいる。
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