禁断の恋はじめます
「あの言葉全部を俺の宝物にするから
俺がいなくなったこの世界で
おまえが世界一幸せでいてくれれば
その姿を見届けたい。
そしたら安心してあの闇の世界に
旅立てる。
死んだらもう何もしてやれない。
助けてやることもそばにいることも
きっと…前世の記憶さえ
なくなっちゃって
俺がおまえを愛してたことすら
きっと肉体と一緒に
消えてしまうんだ。」
朱奈の額に自分の額を
押し当てる。
「どうにもならないことって
あるんだよ。
俺とおまえは残念ながら
そんな星の下に生れてきたんだな。」
「くっせー。酒くっせー。」
「朱奈……絶対目覚ますなよ。」
朱奈の小さな顔が闇の中に
浮かび上がった。
ずるいな…自分
愛する女に触れて
どんどん貪欲な思いが溢れだす。
「言ってることと
やってることが…違う…。」
そう言った口で
朱奈の可愛い唇に触れる。
「……してる……
愛してる……。」
「くせーけど……。」
鼻に頬に額に……
そして唇に
何度も何度もキスをした。
「ごめんな。
俺が…幸せにしてやれなくて。」
朱奈を抱きしめて涙が溢れた。
嗚咽で体が震える。
「愛してたよ……。
俺の…宝物……。
骨になるまで…俺の心に生き続けて
おまえの幸せな顔を……
最期の瞬間に思い浮かべるから…。」
このまま朱奈を全て
自分のものにして死にたい……。
それが自分の本音だった。
だけど…
それはしてはいけないこと
「悲しいな……。
現実に戻るかな……。」
朱奈から体を離した。
俺がいなくなったこの世界で
おまえが世界一幸せでいてくれれば
その姿を見届けたい。
そしたら安心してあの闇の世界に
旅立てる。
死んだらもう何もしてやれない。
助けてやることもそばにいることも
きっと…前世の記憶さえ
なくなっちゃって
俺がおまえを愛してたことすら
きっと肉体と一緒に
消えてしまうんだ。」
朱奈の額に自分の額を
押し当てる。
「どうにもならないことって
あるんだよ。
俺とおまえは残念ながら
そんな星の下に生れてきたんだな。」
「くっせー。酒くっせー。」
「朱奈……絶対目覚ますなよ。」
朱奈の小さな顔が闇の中に
浮かび上がった。
ずるいな…自分
愛する女に触れて
どんどん貪欲な思いが溢れだす。
「言ってることと
やってることが…違う…。」
そう言った口で
朱奈の可愛い唇に触れる。
「……してる……
愛してる……。」
「くせーけど……。」
鼻に頬に額に……
そして唇に
何度も何度もキスをした。
「ごめんな。
俺が…幸せにしてやれなくて。」
朱奈を抱きしめて涙が溢れた。
嗚咽で体が震える。
「愛してたよ……。
俺の…宝物……。
骨になるまで…俺の心に生き続けて
おまえの幸せな顔を……
最期の瞬間に思い浮かべるから…。」
このまま朱奈を全て
自分のものにして死にたい……。
それが自分の本音だった。
だけど…
それはしてはいけないこと
「悲しいな……。
現実に戻るかな……。」
朱奈から体を離した。