禁断の恋はじめます
「啓吾がベットに戻って寝てから
泣いた…。
啓吾がいない世界で…
恐怖感しか残らなかった。
その後すぐに勇樹から連絡もらって
もう一度プロポーズしてくれた。
その時ね…啓吾への想いを
全部勇樹に吐き出したの。」


「そっか……。」


「勇樹ね…そんな朱奈を
これからだって
愛せるって言ってくれた。
それは勇樹も啓吾が大好きだから…
これから先もずっと
一緒に啓吾を想って生きて行こう
そう言ってくれた……。」



「さすがだな。先輩……。
おまえ幸せな奴だな。」



「うん…。すごく幸せだよね。
それからずっと悩んだの。
啓吾が望むこと
勇樹が望むこと
そしてこれから…私は
啓吾のいない世界で
生きて行くなら……
勇樹と一緒に生きて行きたいって…。」


「それ…大正解だぞ。
おまえはほんと ちっこい時から
俺をハラハラさせてばっかだった…。
今日花マルやるか……。」


「啓吾……。」


朱奈が俺から顔を離して
美しい瞳で俺を見つめた。
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