禁断の恋はじめます
意識し出すと
なぜかぎこちなく

それを隠したくて
啓吾になるべくかかわらないように
意味もなく避けてみたり


不安定な私


「朱奈 俺が勉強教えないから
怒ってんのかな……」


ママに愚痴ってる…


  違うよ…
  どう接したらいいのか
  わかんないんだもん…



「最近 あいつ変だろ?」


「そうね…ちょっと静かになったわね。
きっと年頃なのよ。
朱奈だって中3だもの…。」



「絶対 俺が勉強教えないから
怒ってんだって……。
だって俺時間ないっしょ…。
部活でしょ…塾でしょ…
宿題でしょ…」



「気にしない~気にしない~
いいよ、啓吾はホントに
時間ないんだもん。
ママから朱奈に話して見るよ。」



「全く~~
女ってめんどくせーな~」



「そんなこと言ってたら
彼女できないよ。」



「ダメさ~こんな生活に彼女できたら
死ぬよ…マジで…
それなら朱奈に
勉強教えるよ……。」



「朱奈のブラコンにも参るけど
啓吾のシスコンも大変ね~」



「シスコン?この前
徳田にも言われたな~~」



  ゴメンネ…啓吾…
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