禁断の恋はじめます
「クシュン……」


私がくしゃみをしたら
啓吾が


「もう行くぞ」と立ち上がった。



初雪を啓吾と一緒に見られて
私はとてもラッキーだって
思った。


「うん~待って~~」



「おまえはちっこい時から
変わらないな~
公園行ったって
おまえはなかなか帰らないし…」



「ハイ…ハイ…
もう家に入るよ…」



「早くしろって
風邪引くぞ~」


啓吾が私の体を持ち上げた。



「ちょ…何!?下ろしてよ~~」


「ダ~メ~おまえはすぐに
動かないからさ~」



「だって…重いでしょ!?
恥ずかしいって~~!!!」


「俺だって鍛えてんだから
気にすんな~」




「そ…わかった~ぁ」


初雪の贈り物かもしれない


私は力を抜いて
啓吾の体にもたれかかった。



「重いだろ~~~!?」

わざとにふざけて聞いた。


「重いよ~」
啓吾の頬に拳をあてた。


胸の音

聞こえてるかも………。
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