禁断の恋はじめます
「朱奈が妹なのが
すごくイヤだったんだ。」
「え…?」
私は啓吾の髪の毛から
唇を離した。
「朱奈をずっと
自分だけのものだって
思って一緒に育ってきて…
だけどそれは家族として
とうさんやかあさんと
同じなはずなのに……
いつの頃から……
それが少しづつ違うことに
気がついたんだ……。」
窓にうつる雪
真っ暗な部屋
静まり返る音
「おにいちゃんって言われて
現実に引き戻される……。
朱奈がふざけてでも
俺をそう呼ぶと……
俺の人生を全部後悔させられるようで
辛くなる……」
「どう…いう意味?」
「ゴメン……絶対言わないって
ずっとずっと我慢してきたけど
こんなこと言ったら…
地獄行きだけど……
俺…おまえと兄妹な人生が
悔しいんだ……。」
「け…い…」
声がかすれた……。
私と同じ気持ちなの?
「おまえが他の男に
とられて…俺はめちゃくちゃ
パニックになる……。
今まで俺だけの朱奈だったのに…
それが現実だから
悲しくなる……。
妹だから……
愛しちゃダメなんだ……
わかってるって…朱奈が
幸せなら……それを…
どんなに辛くても兄として
喜ぶのが俺の役目だって…」
私の胸は熱くなる……。
すごくイヤだったんだ。」
「え…?」
私は啓吾の髪の毛から
唇を離した。
「朱奈をずっと
自分だけのものだって
思って一緒に育ってきて…
だけどそれは家族として
とうさんやかあさんと
同じなはずなのに……
いつの頃から……
それが少しづつ違うことに
気がついたんだ……。」
窓にうつる雪
真っ暗な部屋
静まり返る音
「おにいちゃんって言われて
現実に引き戻される……。
朱奈がふざけてでも
俺をそう呼ぶと……
俺の人生を全部後悔させられるようで
辛くなる……」
「どう…いう意味?」
「ゴメン……絶対言わないって
ずっとずっと我慢してきたけど
こんなこと言ったら…
地獄行きだけど……
俺…おまえと兄妹な人生が
悔しいんだ……。」
「け…い…」
声がかすれた……。
私と同じ気持ちなの?
「おまえが他の男に
とられて…俺はめちゃくちゃ
パニックになる……。
今まで俺だけの朱奈だったのに…
それが現実だから
悲しくなる……。
妹だから……
愛しちゃダメなんだ……
わかってるって…朱奈が
幸せなら……それを…
どんなに辛くても兄として
喜ぶのが俺の役目だって…」
私の胸は熱くなる……。