禁断の恋はじめます
何度もキスを交わした。


からだの芯が疼くのが
何もわからない私にもわかる……。



「朱奈……」

啓吾の声がかすれてる…。


「これ以上は
大好きな両親を裏切ることは
しちゃいけないよな……。
神様に罰を与えるのは
俺たちだけじゃなくて
とうさんやかあさんも
苦しむから………
俺に許されるのは…せめて
ここまで…って
許してくれるか?」



「わかってる……
私は啓吾がおにいちゃんなのは
辛いけど
パパとママの子でよかったって
思ってる。」



「俺も思ってるよ。」



また啓吾と長いキスをする。



「誰にも知られてはいけない……。
こうして一緒にいられなくなって
とうさんやかあさんを
絶望させる……。
だから…そのためには……
わかるよな?」



私はうなづいた。


ネックレスを握りしめた。


「先輩…ゴメン…」

啓吾が言った……。


「勇樹のこと……
大好きだよ……私……
啓吾の次にね……」



「俺も朱奈が一番好きだよ…」



秘密を守るために
今の生活を続けるしかないんだ


「俺たちがこうしていられる場所は
ここしかないから……」
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