禁断の恋はじめます
勇樹に対して
罪悪感で一杯になる…。


でも……


この秘密は誰にも
知られてはいけないから



「二人で罪を犯しちゃったね…」


私が言うと


啓吾が抱きしめた。



「ゴメン……俺……
とんでもないことやってる…」



「いいよ
こうなることをずっと
夢見てきたから……
うれしい…啓吾に愛されてるなんて
思ってもいなかったから……」



「ずっと気がつけば
おまえだけを見てきた……。
それがいけないことって思ったから
他の人と付き合ったけど……
心が朱奈を求めてる……。
男ってからだと心は別物なんだ…。
それが現実・・・・。」



「現実?」



「俺はきれいな人間じゃない…
朱奈を愛してても
他の女を抱けといわれれば
抱けるから……」



 性欲・・・・・



「仕方ないよ
朱奈はこうしていれるだけで
めっちゃ幸せだもん…
他には何も望まない……」



「秘密を守るために
俺たちは悪魔になろう…」



啓吾の言葉に身が引き締まった。



 悪魔になろう・・・・
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