禁断の恋はじめます
奇跡的に回復した
おばあちゃん


パパとママが帰ってきた。


おばあちゃんには
申し訳ないけど
ちょっと残念だった。


もうすこしだけ
二人で時間を過ごしたい…


そんな気持ちだった。



それから雪が街を覆い尽くして
一面が銀世界になった。



私と啓吾は両親の目を
盗んでは
一緒の時間を過ごした。

罪悪感


だけど止まらないこの
禁断の恋は
どんどん加速していく……



学校からの帰り道


真っ白な大粒の雪が
私の前に降ってきて・・・・


その視界の向こうに
手を振る人影を見つけた。


 啓吾!?


私は駆け寄った。


「おかえり~」



「おかえり~」

顔を見合わせて微笑みあう。



人目を気にして
私たちは少し離れて歩く


「雪 積もるな……」



「うん・・・・」



二人の罪を覆い隠すように
真っ白な雪が二人の体にも
降り積もった。
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