禁断の恋はじめます
啓吾に対して敏感になるから
わざとに
突き放すように
接してしまう。


今までしてほしかった
スキンシップ的行動も


このまえはデコピンされただけで
発狂してしまった。


「な…何だよ……
そんなに怒ることか?」


「ウルサイ!!意地悪啓吾!!
さわんじゃやねーキモイ!!!」



「わけわかんね‐な…」


啓吾は怒って二階に
上がっていった。



「何 そんなにイラついてんの?」

さすがにママが
私にクギをさす。


「啓吾に何をあたってんの?」



「別に……」しか言えない。



「今のは啓吾もちょっと
可哀そうだったよな……」

パパが二階を見て言った。


「気にしてんのよ。
最近 朱奈がおかしいって……
啓吾は優しい子だから…
何かにいらついてるなら…
啓吾にあたっちゃダメだよ。」



  わかってるって…ママ…



好きなのって言ったら
みんな地獄に落ちるでしょ?
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