禁断の恋はじめます
二人は高校の同級生で
その頃からの付き合いだった
ってことは知ってた。
高校を出てママは札幌の短大
パパは札幌の大学へ
そしてママは幼稚園の先生
パパは公務員
一度別れを経験しながら
それでもやっぱり
お互いが大事だったことに
気づいて
「駆け落ちだったのよ。
あんまり親が反対するから~
勢いでママはパパの
部屋に住み着いてね~」
ママが懐かしそうに
話してくれた。
「それで…反対を押し切って
結婚したんだよ。
パパには親がいなくて…
育ててくれたおばあちゃんも
死んじゃって……
一人ぼっちになってたから
家族ができるのが嬉しかったな~」
見つめ合う二人
「そして啓吾が生まれて
朱奈が生まれて
今に至ってんのね?」
私が言うと
少し間があったけど
「そうだよ・・・
可愛い天使が二人
パパとママの元に現れた…」
そう言ってパパが笑った。
「こんな可愛い子供たちに
恵まれて本当に幸せ。
それはきっとママが死ぬまで
二人が誇りだから……」
誇り・・・・
嬉しい言葉なのに複雑だった
二人の愛しい天使たちは
二人の目を盗んで
愛し合っています……
悪魔が笑いながらそう叫んでる。
その頃からの付き合いだった
ってことは知ってた。
高校を出てママは札幌の短大
パパは札幌の大学へ
そしてママは幼稚園の先生
パパは公務員
一度別れを経験しながら
それでもやっぱり
お互いが大事だったことに
気づいて
「駆け落ちだったのよ。
あんまり親が反対するから~
勢いでママはパパの
部屋に住み着いてね~」
ママが懐かしそうに
話してくれた。
「それで…反対を押し切って
結婚したんだよ。
パパには親がいなくて…
育ててくれたおばあちゃんも
死んじゃって……
一人ぼっちになってたから
家族ができるのが嬉しかったな~」
見つめ合う二人
「そして啓吾が生まれて
朱奈が生まれて
今に至ってんのね?」
私が言うと
少し間があったけど
「そうだよ・・・
可愛い天使が二人
パパとママの元に現れた…」
そう言ってパパが笑った。
「こんな可愛い子供たちに
恵まれて本当に幸せ。
それはきっとママが死ぬまで
二人が誇りだから……」
誇り・・・・
嬉しい言葉なのに複雑だった
二人の愛しい天使たちは
二人の目を盗んで
愛し合っています……
悪魔が笑いながらそう叫んでる。