禁断の恋はじめます
次の日 学校から帰ってくると
ママの書き置きがあった。


『啓吾と病院に行ってる』


私は鞄をおいて
啓吾の部屋のドアを開けた。


寝ておきて
洋服を着て
出ていったそのままの部屋


さっきまで寝ていた
ベットが乱れている。


「啓吾…かわいそう…
ちゃんと予防接種受けないから…」


しわがよった枕に
顔を近づけたら
汗の匂いがした・・・・。



「啓吾…会いたいよ…」


私はそのままベットに横たわった。


ベットの中で
啓吾はどんな夢を見て
何を考えてたのか


知りたかった。



「朱奈のこと考えてくれてた?」



 大好き…大好き


早くキスしたい……。


「啓吾~~~」



啓吾の気配を感じながら
会えなかった寂しさを埋める。



でも…
その願い虚しく………


啓吾は風邪をこじらせて
入院になった。
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