君と過ごした時間(とき)
~凛sid~
あ~やっと長い長い授業が終わったぁ~!!
これで帰れるぅ~笑)
「りーーんーー!!」
奈菜が走りながら私のところに駆けつけてきた。
「なぁに?」
「一緒に帰ろう!!」
「うん!いいよ!!」
「やったぁ~!!」
今まで、転校してるばっかだからこんなに早く友達が出来て、こんなに早く一緒に帰れるなんて
夢にもにも思わなかったぁ~
「ねぇ・・凛」
「なにー?」
「どっかのお店行こっか!!」
「うん!それいいね」
私たちは近くにあるデザート店に行ってケーキとかをたくさん食べた。
「今日は楽しかったねぇ~」
「楽しかったぁ~また行こうね!!」
「うん!じゃあまた明日ね~!!」
「うん!!バイバアイ~」
そこで私は奈菜とわかれて自分の家に帰ろうとした時・・
「あっ・・・」
「あっ・・・」
隣の席の廉斗に偶然出会ってしまった。
「お前こんなとこで何してんの?」
ここで何しようがあたしの勝手でしょうが!
「今まで奈菜とデザートのお店でケーキ食べてたの!!」
「お前何個食ったの??」
「え?・・・5・6個?」
「ぶっ・・お前そんなに食って大丈夫なのかよ?」
何がおかしいのよ!!
「ひどーい!それどういう意味よ!!」
「だから~そんなに食って太らね~の?」
うわぁ~太らねえの?ていわれた・・
「うっ・・・女の子に向かって太るは禁句なんだよ・・
 それをさらっといっちゃて最悪」
「ぶっ・・悪かった「悪かったなんて思ってないくせに!!」
絶対に許さない!!
「マージーで悪かったってなんかおごってやるから」
「ほんと!!本当に何でもいいの?」
「ああ・・」
「やったぁ~!!」
ほんと私のバカものにつられやすいんだから・・
「でも今日は遅ぇからとりあえず明日ってことで、
もう遅ぇし送ってく」
「え?いいよ一人で帰れるし大丈夫!」
「大丈夫じゃねぇよ・・女一人で帰らすわけにもいかねぇよ・・・」
ドキッ何これ心臓がバクバク言ってる
「じゃ・・じゃあお願いします」
「よく言えました!!」
何この優しい笑顔、反則だよぉ~
そんなこともありながらあたしは廉斗に送ってもらった


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