ホット*クリスマス
人生最高のクリスマス
私はカフェを出て一心不乱に走っていたら、大学の近くまで来てしまっていた。
「はぁ。はぁ。ズズッ。」
走って息が切れて、おまけに鼻水も出てるし、涙で化粧はきっとぐちゃぐちゃだ。
この姿、絶対誰にも見られたくない。
しかも急いで出てきたから、鞄は持ってきたけどお気に入りのコートを置いてきてしまった。
『寒っ。でもまさかカフェに戻って取ってくるわけにも行かないし、諦めて今度取りに行こう。今日はもう家に帰ろう。』
そう思ってまた歩きだそうとすると
急に体が背中から暖かくなった。