いじめ。―story―



あたしは学校に着き、教室に向かった。
もう生徒はいない。





薄暗くなった学校は少し不気味だった。



けど今のあたしにはそんなのどうでもよかった。




幽霊にだって驚かない自信があるくらい。






「キャハハッ。繭いい気味~」




やっぱ、ここだ…。







「あ、瑠璃ちゃーん」





繭もあたしに気付き、



「る、り…、どうしてここに…?」




倒れている繭。
どうしよう。





動けない…。








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