いじめ。―story―
静かな教室
「あっおはよう。」
「あはよー。繭、寝ぐせついてるけど」
「マジ!?やっべえー」
朝、学校に着くとちょうど繭がいた。
良かった。
ちょうどいて…。
こんな、普通の会話ができるのが幸せ。
みんなは気付いてる?
自分の友達と、TVの話や学校にいる変わった先生の話で盛り上がれることがどんなに幸せか。
失わないでほしい。
そんな普通の、幸せを。
「やっぱ教室に入るの…ちょっと怖いよね」
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