桜色の恋
その場で麗奈に着けてあげると嬉しそうに何度も店の鏡を見ている


恥ずかしそうに……


「ありがとうございます」


「うん。似合ってるよ 試合頑張ったもんな!」


「大切にします!嬉しい」


安物のネックレスだけどこんなに喜ぶ姿が見れて俺の方こそ《ありがとう》だな

「じゃあそろそろご飯食べに行こうか」


俺は麗奈の目の前に手を出す


麗奈はキョトンと首を傾けた


「今日はデートでしょ?手を繋ご?」


途端に真っ赤になる麗奈にこっちまで照れたがそっと差し出された小さな手を握った……
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