~アイシテル~

下校

花梨は由美より早く学校を出た。

「なんか疲れた~」

花梨がため息をついた時、
後ろから由美の声が聞こえた。

「花梨~」

「!?」
何で?
早く学校出たのに…。

「はぁはぁ、やっと追い付いた!!」

「えっ!?」
来なくていいのに…。

「続き聞かせて!!」

「あっ、うん。」

「早く早く!!」

「西沢悠雅って分かる?」

「あっ、何か知ってるよ~」

「その人と付き合ってるの。」

「そうなんだ~、光汰に聞いてみよぉっと!」

「内緒ね!」

「分かってるよ!!」

「じゃあ、バイバイ。」

「ぅん、また明日。」

2人はそれぞれ家に帰った。

「ただいま~」
って誰もいないか。

花梨はパソコンを開いた。
真っ先にメールを見た。

「なにも来て無いや。」
悠雅から来てると思ったのにな。

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