トリップ

いつもどうりに。

・・・キャプテンＳｉｄｅ・・・・

ケイラが家に来てから２日たっただろうか、本屋で新しい漫画を買った後、私は机に向かって小説ノートを取り出す。
・・・・やはり、この間まで話が進んでいる。
そして明日になれば今日の事がノートに書き込まれるだろう。

・・・というか、この話って終わるのか？
終わったらどうなるんだ？

何故ここに来たのかもさっぱり分からない私は、頬杖を付きながら思う。
・・・まあいいか。
トリップしたとはいえ、ここの生活は楽しいし。

放って置くように思うと、私は携帯を開いてみてみる。
見てみると、メールが何通か届いていた。

〔練習疲れた↓　キリちゃんは？byエリカ〕

そういえば、エリカ（ちゃん付けを抜く）の学校は・・・オーディション・・・か何かがあるんだっけか。

〔家事で疲れとるし。休みてぇ～〕

そう打ち込むと、数十秒たってメールが返ってくる。

〔キリちゃん、すっかりお母さんキャラやね。〕

お母さんと言えるほど自立した性格はしていないのだが。
そう突っ込みたくなった。