トリップ
「この前の拳銃事件・・・あれ、何なの?。」
「聞カナイホウガイイワヨ。巻キ込マレルワ。」
「うーん・・・そっか・・・。もしや、守り屋とか・・・」
「知ッテルノ!?」
「うん・・・聞いたことあるだけで・・・知り合いから・・・」
途中、ケイラを追いかけていた守り屋を思い出しながら言う。
「キャプテンッテ、他ニモ裏社会ノ知リ合イイルノネ。」
「ああ・・・ちょっとね・・・」
(不自然やけど、物語やから仕方あらへんよ・・・。そりゃあ・・・)
挙句、自分が書いたくせに内容忘れてるし。
キャプテンは背を曲げて猫背の体勢になる。
「私、アノ時キャプテンガ見ニ来テナカッタラ、確実ニ死ンデタカモ。」
「そんな・・・あんなの偶然中の偶然でしょう・・・。」
(あ、でも最終的にはシナリオか。)
漫画でならありえる。とキャプテンは幾度か出会った漫画の展開を思い出す。
「ウチノ雇イ主もイツモ言ウワ。『守リ屋ニハ気ヲツケロ』ッテ。ソレクライ危ナイラシイノヨネ。」
「そうなの?」
「ラシイワ。」
そこでキャプテンは、まさか、とあることを考える。
(シュンリちゃん顔見られとるし・・・また狙われるんでは?いや待てぃ!悪くするとうちも狙われる事になるかもしれん・・・!しまったぁ・・・)