トリップ
・・・・翌日・・・・・・
2人はベットから這い上がると、私服に着替えて電車が来るまで待った。
待ち椅子に座りながら、シュンリはキャプテンに言った。
「私、日本ノ人ト仲良クシタノ、初メテ。」
「うちも」
「アノ・・・マタ会エル?」
シュンリの言葉と同時に、電車が到着する。
彼女が電車に乗る前に、キャプテンは叫ぶように言った。
「勿論!!」
電車のドアが閉まる前に、シュンリが手を振る。
「シェイシェイ、キャプテン」
特別な意味で中国語を使ったのか、キャプテンにはそう聞こえた。