貴女に捧げる夜
『松永さんは私のこと、どう思ってますか?』



真剣に聞かれて少し迷っていると


『私は松永さんが好き』



と、これまた真っ直ぐな告白。



『あ…じゃ…付き合う?』



あやふやな僕の言葉に、飛び上がらんばかりの勢いで喜び、
そ~っと隣に並ぶと腕を組んできて



『ずっとこうしたかったんです』




と笑った。




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