\君と青空/
「ってことではい!」
「はっ?」
「だから、はい!」
さっき俺の前に差し出してきた手を
一段ぐっと近づけてきた。
「握手か?」
「うん!!」
んな満面の笑みで笑わられると…。
するしか、ねぇよな。
軽めに握った手からは
美亜の暖かい体温が伝わってきた。
「改めてよろしくお願いしやす!」
「おう。…ってか、しやすっていうなよ」
「だからカッコいいんだって!」
「はいはい」
コイツ、あれだ。
天然だなきっと。
いや、天然っつぅより馬鹿だな。
うん。
馬鹿決定。
「先輩!!」
「んだよ」
「クッキー食べて食べて」
目の前に差し出されたのは
可愛くきれいにラッピングされた物。
中にはクッキー。
中身をみれば、作りなれてるような
そんな感じのクッキーが出てきた。