\君と青空/


そして美亜は一度静かに笑うと


「戻ろっか」
そう俺に告げた。




でも…


「お前、大丈夫かよ?」


「何が?」



何がって…。

そんな泣いた後の顔で。
あんなもめた後で。

他のやつとだって
顔あわせづれぇだろうし…。



いろんなことを考える俺に対し

「ほら、はやく戻るよ!!」
なんて俺の腕を掴み屋上をでようとする美亜。





コイツ、強ぇな…。





俺は美亜に引っ張られるがまま
食事をとっていた俺の教室へ。




それに気づいた龍也と綾乃は


心配そうに駆け寄ってきた。
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