\君と青空/
美亜の過去Ⅱ
久々に学校へを足を運んだ。
これ制服かよって格好してるし
髪は菜乃さんがしてくれた髪を
今でも引き継いでる。
正直、あの中学では浮いてしまう。
まじめなやつもゴロゴロいるし
ちょっと不真面目やつがいたって
あたし程じゃない。
ドラゴンズのチームも
ちょろちょろいるけど
見ただけでわかる。
かなり、浮いてるのが。
3時間目の途中。
2週間ぶりに学校へ着いた。
教室のドアを雑に開ければ
周りから
"きたのかよ"
そんな目で見られる。
唯一嬉しそうにしてるのは
恭輔ぐらいだった。
「お前、今まで何してたんだ」
あ~そういえば
担任の授業だっけ。
あたしは担任の言葉を無視して
1番後ろの席へと
足を運ばせる。
「聞いてるのか」
「………」
「何か言え」
「………」
「おい!!」
「いちいちうっせえよ!
…いいから授業進めろよ。
久々に勉強すんだから
文句ねぇだろ」
無視し続けるあたしに
しつこくいってくる担任にイラついて
つい怒鳴っちまった。
そして見てくるのは
まるで帰れよみたいな目を向けてくるクラスの連中。
「ジロジロみてんじゃねぇぞ、おめぇら」
あたしがそういうと
パッと視線を教科書に移す。