\君と青空/
とにかく授業中はおとなしくしてた。
昼休み購買にパンを買いに行くのに
恭輔とローカを歩く。
1年からも怖がられ
それは2年3年にも伝染してる。
あたしたちが通ると
そくさくに道をあける。
「…あ~あ、完璧お前の存在にビビッてるよ」
恭輔が軽く笑みを零しながら言うから
「恭輔にだろ」
そうあたしも軽く笑みを零して告げた。
「俺は、毎日学校きてるし
ひとりんときはこんなことねぇし」
「そうかよ」
まあドラゴンズのチームが1人と2人違うかったら
全然違うよな。
「あ、恭輔」
「んだよ」
「今日、話ある。
チーマー全員にな」
「…………あのことか?」
少し間をあけて険しい顔をした恭輔は
私をみて言う。
あのこと。
そう、あのこと。
恭輔に結果が出たら
教えるっていったこと。
「……結果、出たのかよ………」
「いや」
「じゃあ、」
「恭輔たちの意見きかなきゃなんない。
自分ひとりでどうこう決めれる問題じゃねぇってこと」
「どういうことだよ」
「詳しくはチーマーが集まったとき話すから」
「………」
「それまで待ってろ」
「わかった」
そうこれは。
一個人の意見では
決めてはいけない。
いつものようにそこまで低くない声を出したあたしだけど
威嚇するには十分だったから
恭輔はすんなりわかったっていってくれた。