\君と青空/
放課後。
あたしと恭輔は一緒に
いつもの公園に向かった。
夕方5時ごろの時間帯だったから
そんなに人はいなくて…。
まばらに散らばってる感じだった。
「リーダー、恭輔さんこんちゃっす!」
「おう」
「………」
最近入りたてのチーマーが
挨拶をしてきたのにも関わらず
あたしは挨拶を返さなかった。
それぐらい、悩んでた。
チーマーの意見を聞かなきゃ
どうにもなんないってことはわかってる。
それでも自分の考えと
同じ考えであることを願った。
夜の9時になると
ほとんど全員集まってて
あたしは集合をかける。
「お前ら、全員集まれ!!」
大声でいったもんだから
みんな駆け足気味に
あたしのほうへ寄ってきた。
ベンチに足と腕を組んで座ってるあたしを
チーマーが見下ろす。
「どうしたんすか、リーダー」
「…この前、ライオンズのチームの頭に呼び出されて話をしてきた」
『………』
「いつも話し合いの結果だけおめぇらに伝えて終わりだったけど
今回はそういうわけにはいかねぇから
どうしてもおめぇらの意見が聞きたい」
「どういうことなんすか」
「簡潔に言う。…ライオンズのチームと
あたしらやりあって、勝ったよな?」
『はい』
「あの件で何人もライオンズのチームを
抜けたらしい」
「………」
「おめぇらも知ってると思うが
ライオンズは有名なチームだ。
向こうにとって敗北ってどんなことだかわかるか?」
「………」
「…ライオンズのチームの頭が
あたしに頭下げて全員チームに入れてくれって
頼んできたんだよ」
『えっ??』
あたしと恭輔は一緒に
いつもの公園に向かった。
夕方5時ごろの時間帯だったから
そんなに人はいなくて…。
まばらに散らばってる感じだった。
「リーダー、恭輔さんこんちゃっす!」
「おう」
「………」
最近入りたてのチーマーが
挨拶をしてきたのにも関わらず
あたしは挨拶を返さなかった。
それぐらい、悩んでた。
チーマーの意見を聞かなきゃ
どうにもなんないってことはわかってる。
それでも自分の考えと
同じ考えであることを願った。
夜の9時になると
ほとんど全員集まってて
あたしは集合をかける。
「お前ら、全員集まれ!!」
大声でいったもんだから
みんな駆け足気味に
あたしのほうへ寄ってきた。
ベンチに足と腕を組んで座ってるあたしを
チーマーが見下ろす。
「どうしたんすか、リーダー」
「…この前、ライオンズのチームの頭に呼び出されて話をしてきた」
『………』
「いつも話し合いの結果だけおめぇらに伝えて終わりだったけど
今回はそういうわけにはいかねぇから
どうしてもおめぇらの意見が聞きたい」
「どういうことなんすか」
「簡潔に言う。…ライオンズのチームと
あたしらやりあって、勝ったよな?」
『はい』
「あの件で何人もライオンズのチームを
抜けたらしい」
「………」
「おめぇらも知ってると思うが
ライオンズは有名なチームだ。
向こうにとって敗北ってどんなことだかわかるか?」
「………」
「…ライオンズのチームの頭が
あたしに頭下げて全員チームに入れてくれって
頼んできたんだよ」
『えっ??』