Love is 〜諦めたくない恋〜
「でね、あたしその時感じ悪い女ならぜーったい認めない!って思ってたの、
でも楓ちゃんはそんなこと無かった。それに19って言うじゃない!?もうびっくりしちゃって、」
「そりゃあそうですよね、私も安住さんの気持ちに気づいた時はびっくりしました」
「そうよね〜、でも一番驚いたのはその後、安住が諦めなかったこと、本気なんだなって思った」
「でね、もう一度確認させて?
楓ちゃんは安住のこと好き?」
楓ちゃんは少し間を置いたあと、
あたしの目を見て言ってくれた。
「安住さんの気持ちは嬉しいけど、好きじゃないです」
「良かったーー!あっごめんねっ?良かっただなんて、
でもこれであたしも本気でぶつかれる!
今年30になるオバサンが恋愛で必死になるなんて、ホント自分でも驚いてる、でも諦めたくない」