読書家女子との恋愛論
ドッキドキしながら放課後。
「き、桐原!」
「はい、行きましょうか。」
ああ、声が裏返ったよ俺……カッコ悪。
でも、桐原はそんなこと気にもせず笑って返してくれた。
文芸部室に向かいながら、桐原と会話する。
今までで一番長く話してるかも。
「片岡くんって!ひゃっ?!」
「おわっ?!っと!」
突然桐原が前のめりにコケた。
咄嗟に支えてやると、桐原が照れくさそうに笑った、ヤバイ!超かわいい!