読書家女子との恋愛論
「あ、そろそろ行かないと部長の鉄槌飛んでくるから先いくねっ☆」
とか言って台風のように去っていった。
なんだかこう、ドッと疲れが湧いてきた……。
永野さん1人であのテンションってことは……?
「なぁ、桐原。部活の雰囲気ってどんなカンジ?」
「えっ……、と、取り敢えず賑やかです、あと個性がはっきりしてて、笑い声が絶えなくて、」
「……成る程。」
どうやら永野さんに疲れてちゃ文芸部は勤まらないようだ。