読書家女子との恋愛論


でも、5月頃に席替えがあって、俺は窓から2列目、後ろから2番目という絶好の席をゲットした。


でさ!左隣がさ!

桐原!

びっくりして桐原のこと見てたら、目があって


そしたら、桐原がペコッと頭下げてくれて、ちっちゃい声で『よろしく』って言ってくれた。


柄でもないけど、ちょっと嬉しかった。


他のやつとは違う、純粋な目が、嬉しかった。


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