白虎連合最終章
seasonⅢ
白のシャツに赤いリボン。
茶色のセーターと紺のスカート、靴下。
ブレザーを羽織ってマフラーを巻きつけた。
「ゆいーっ!!!雪降ってんで!!!」
「せやね」
「ゆーきやこんこんっ、あーられやこんこんって感じやなっ」
「いってきまーす」
「え?!」
寿を無視し、ローファーを履いて。
玄関を開けて外へと歩き出した。
外は確かに雪。
と、曇り空。
息が白くなる。
私の目の前に立つ男の子も寒いのか、頬がほんのり赤い。
「龍、待った?」
「いんや、今来たとこっす」
「てかバイクないやん」
「寒いから電車で行きましょー」
「あ、そっか」
ていうか北区からうちの家かなり遠いんやけど。
これからは駅で待ち合わせよかな。
うん、そうしよ。
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