白虎連合最終章






「あー、ゆいちゃんおはよっ」


「ん、おはよう」








教室に着くと、始業式にはいなかった悠介が友達と雑談中。

私と紫織に気付き、手を振られ振り返した。







「休み、どうやった?」


「まぁ色々あったかな」


「色々無かったことないやん」


「……………」








椅子に座りかけ、軽く悠介を人睨み。

ジュースを飲み、空を見上げた。




天気、わる。

なんか太陽が恋しいわ。







「あー!!!」


「どうしたん水嶋」


「さっきトイレ行くん忘れてた!!!」


「早よ行ってきー、混んだら大変やし」


「うんっ、そうする!!!」







急に天然な紫織を見送り、ジュースを飲む。

まぁまだ担任来るまで時間あるしね。











「ゆいちゃん、なんかあったやろ?」








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