白虎連合最終章




結局頭の部分を深く被って。

ヒヅメの手で強くハンドルを握った。







空は未だに曇り空。

今日は雪、降らないかも。









「白咲くーん!!!」


「お菓子頂戴っ!!!」


「男限定やボケ」







ちょっと龍が先代お二人様に似てきた事は置いといて。





部分に足を掛け、立ち上がることも出来るはずなのに。

龍の片腕は私のお腹。




それがなんだか嬉しくて。









「ゆーいさんっ」


「んー?」


「お菓子無くなっちゃいましたっ」


「はやっ!!!」








こんなにアホで寂しがり屋の龍を。










私は泣かせたくない。










.
< 13 / 331 >

この作品をシェア

pagetop