白虎連合最終章





「何かあったんすか?」


「んー?」


「龍のテンション、半端じゃないっすよ」


「龍が話せるなら本人から聞いて」








風呂場からシャワーの音がする。

それを聞いて、ちょっと安心した。




本間は蓮にも話したいけどね。

心配する気持ちも分かるし。








「まぁ蓮もいつも通り龍の側にいてあげて」


「え?あ、はい」


「今龍を一人にしたらヤバいし」


「っていうか、ゆいさんも暖まらなヤバいっすよ?」


「え?」


「肌、真っ赤っか」








蓮に言われ自分の足を見ると、かなり赤い。

それを見て思わず苦笑いした。





そりゃ雪の日に制服のままバイクで走ったら赤なるわ。

せめて特攻服で走ればよかったな。








「はぁーあ」











明日から何があるか分からないけど。

気合い入れてこ。









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