白虎連合最終章





隊員達が手伝ってくれたお陰で廊下は綺麗になった。

とりあえず幹部候補に次の集会の詳細を伝えておいて。





さてと、教室戻ろかな。

紫織も待ってるし。






そう思い、歩き出す。

けど直ぐにその足を止めた。










「なに?」


「いんや、我が弟ながらよく暴れんなーって思って」


「……………」









人気のない廊下。

そんな廊下で鈍い音が響き渡る。





それは私が尚輝を壁に押し当てたから。

曲げた腕が、尚輝の首を押さえつける。









「誰のせいやと思ってんねん…!!!」


「そりゃー、俺らのせい?」


「分かってんならうちらの近くに来るな!!!」


「違う違う、伝言を伝えに」


「あ?」








伝言?

誰から?







まさか、












「親父か近々迎えを寄越すってことを」










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