白虎連合最終章

｢…来ない｣






次の日の朝。

家の前で待ちぼうけ。






時間は八時半過ぎ。

完っ璧遅刻。









｢電話に出ないってことは、寝てるんかな｣








結局昨日、龍は後から暴走に合流。

見た感じは普通やってんけどな。



絶対明日迎えに行きますーっ、とか言ってたのに。

ま、いっか。








｢うわっびっくりした!!!お前まだ学校行ってなかったん？！｣


｢んー｣


｢もしあれやったら送ってったろか？｣


｢いや、自分のバイクで行く｣


｢珍しっ｣







別に寿に送ってもらってもいいんやけど。

今日はなんとなく自分の足で行こ。




ってか最近バイク乗ってなかったし。

英寿くんに怒られるわ。









｢英寿くん、か｣










頼りたいけど。


頼ったらあかん。









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