白虎連合最終章





「……………」







金髪のトナカイの運転するバイク。

そして後ろに乗るのは、やっぱり私で。








「……………」


「……………」


「……ゆいさん」


「………はい」


「殴りに行きます?」


「そうしよか」








あかん、鳥肌が止まらへん。

もうトナカイの着ぐるみごと毛が逆立つ。





ハンドルを回し、片手で木刀を持つ。

そして偽物に近付いた。









「コラァ寿!!!!」


「あっ、バレた?」


「気持ち悪いねん!!!」


「ちょっ…!!!木刀危ないって!!!」


「うるさいうるさいうるさい!!!」








辛うじてズボンのサンタやけど。





なにしてんのコイツ!!!







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