白虎連合最終章





「すみませんでした」







それでも龍は決して逃げない。

目も絶対逸らさない。




本間に覚悟決めたんやね。









「つーかさ、今はゆいが総長やねんし喝はゆいがしたらええやん」


「いや、龍のご希望で二人にと」


「まぁー、英寿かなり怒ってるからな」


「ですよね」


「あいつ龍に関して厳しいし」








雄大くんがそんなに怒ってないのは意外っちゃ意外やけど。

それより、この緊張感やっぱ苦手。




けどこれも龍の為。

我慢しなあかん。









「次したらお前ゆいと別れろよ」


「へ?!」


「当たり前じゃボケ」


「わ、わかりました」


「おっしゃ歯食いしばれ」








瞬間、英寿くんの拳が龍の頬に食い込む。

直ぐに龍は倒れ込んで。









「いって…」










弱気だった龍とは。




今日でおさらば。










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