白虎連合最終章





英寿くんに呼ばれ、目の前で立ち止まる。

龍は驚いた表情で立ち上がったけど。







「お前舎弟やろ、アイツは」


「はい」


「総長託してんからそれぐらいしっかりしとけや」


「すみません」


「ちょっ!!!英寿さん!!!」


「龍黙れ」








以前偽ghost事件で隊員が薬物をしたときがあったっけ。

その時も確かこんな感じ。




懐かしいな。

雄大くんの喝痛かったっけ。










「龍覚えとけ」


「……………」


「お前や下の人間がルールを破る度に、ゆいが責任取らなあかんねん」


「けど、」


「ゆいが総長である限りな」









そして、英寿くんの拳が握られる。

それを見て私は目を閉じた。




直ぐに来る痛みの為に。







痛みが、












「ー…っ!!!!」











来ない?










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